たるみの原因

顔、首、あご、には加齢とともに「たるみ」が出来てくるのは仕方ないこととあきらめている人が多い。しかし、それを防いで、いつまでも若々しくいたいと思うのも熟年の皆さんの願いであることも確かです。

人によっては、顔、首、あご、のたるみを予防するために、毎日のセルフケア、マッサージ、化粧品、美顔器などに努められているかもしれませんが、このようなセルフケアは、家でいつでもできるところが、魅力ですが、反面、セルフケアを毎日続けることが必要となります。もちろん、たるみの予防にはなりますが、皮膚の表面にしか作用しないので、できてしまったたるみを解消することは困難です。

そもそも、たるみの原因は何かを考えてみましょう。

たるみの原因1─皮膚(表皮・真皮)の老化

コラーゲンやエラスチンなど、皮膚を構成している成分が失われると、肌のハリも失ます。また皮膚が乾燥しやすくなり、皮膚の弾力も減ってシワもできやすくなります。

たるみの原因2─皮下組織(脂肪層)の老化

真皮の下にある皮下組織は、皮膚をクッションのように支えています。脂肪の間には、コラーゲンでできた繊維状の組織があり、加齢とともに弾力を失うと、たるみやシワの原因に。また代謝機能が衰えて脂肪層が肥大化すると、重力の影響でたるみを大きくします。

たるみの原因3─筋肉の老化

顔には表情を作り出す表情筋があります。表情筋が衰えてくると、皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなり、たるみが生じます。つまり、セルフケアで皮膚の表面だけをケアしても、皮下組織(脂肪層)の老化や筋肉の老化でできた顔、首、あご、のたるみをとるためには、フェイスリフトやヒアルロン酸注入と言った美容外科の治療が必要となります。

注入療法としてヒアルロン酸、ボトックスなどを注射する治療法があります。これらはメスを使用しないた治療法です。ヒアルロン酸は、注射すると肌を下からリフトアップします。ボトックスは表情筋の動きを抑える働きによって、表情ジワを改善します。注射後は、時間とともに効果が低下するため、定期的に注射を行う必要があるのが難点です。

サーマクールという術式は、高周波を使い肌の深部に働きかけ、メスを使うことなく肌のたるみを引き締めるものです。これで、コラーゲンの生成を促進し、サーマクール照射後も長い期間リフトアップ効果が持続されますが、効果か半年から一年といわれています。

フェイスリフト手術というのが、余分な皮膚を取り除き、リフトアップした状態で縫い合わせます。大きなたるみや深いシワも効果的に治療できますが、術後腫れが引いて日常生活に戻るまで時間がかかりるのが難点ですが、効果は5~10年は持続するのは魅力です。その他、アプトス、ハッピーリフト、ゴールデンリフト、シルエットリフトなどさまざまな施術があります。これは、特殊な糸(糸は生分解ポリマーなので、溶けて皮膚組織に吸収されててきます)を使って顔や首などのたるみを引き上げます。皮下組織までにしか効果が及びませんが、3~5年は効果が持続するそうです。

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